1114 明日は華 [恋愛・結婚]
そして、人生の大海原、舵の取り方次第で、己の未来形は思いのまま。
しかし人々は、先輩の歩んだ人生、位置づけを参考として人生航路を航海。
人それぞれ、目指す分野や人生に、夜空に輝く星の如く、目標とする先人が居る事でしょう。
何時までも、人生航路の人生灯台として、目標にされる立派な人間になろうではないか。
群れ星の中、ひときわ輝く星になろうではないか。
80年前、遥か南の小島で動き出したこの鼓動。
嘘のような魔法の箱物語を求めた60年間。
常に夢一杯、幸せ一杯の人生を送る事が出来ました。
ひかる少年の求めた魔法の箱、単なるテレビにとどまらず、素晴らしい幸せの宝箱だったのです。
今の少年なら、月に別荘を建て、どでかい花火を打ち上げ眺めてやる、といった壮大な夢を持てば、結果は50年後に出る事でしょう。
昭和30年代、時代の求める流れも加味したかと思いますが、若者達が未曾有の勢いで都会へ集中して行きました。
当時、若者達のロマンを駆り立てる要因は、何んだったのか、と考えると、あのクラーク博士の「大志を抱け!」メッセージに行き当たります。
豊かな時代になったからとて、燃えたぎる若者の情熱は不変。
ひかるは幸いにも、少年の夢を思い通り実現出来ました。
自分なりに学び得た多くの教訓から、今こそ若き力を奮い立たせる、令和の語録が必要ではないかと、あえて遥か南の小島より熱きメッセージを送ります。
人生の 喜怒哀楽に ロマンあり!
若者よ! 思い残すな 明日は華。
貴方には 誰にも盗られない 知恵がある。
貴方には 誰にも止められない 鼓動がある。
これしかない!
己の人生ドラマ ロマンを持て!
そして、
命を張れ!
命を張れ!
1113 幸せの鼓動 [恋愛・結婚]
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一人一人平等に与えられた、この莫大な鼓動エネルギーと、尽きる事のない知財を最大限に引き出し、己の目標を真剣に求める、情熱的な生き方。
脳いっぱいに詰め込まれた、溢れ出んばかりの人生のアルバムで、老後を楽しみ、周りに幸せエネルギーを放射出来る生き方。
振り返った時、後悔は ない!
これしか なかった! と言い切れる人生。
これこそ、幸せの鼓動、と言えるのではないだろうか。
そして、油面の海が、雄叫びをあげ、暴れ狂う海に変化するが如く、我々の人生においても、厳しく辛い時期もあり。
決して、平穏無事で終りません。
夢が大きければ大きい程、理想が高ければ高い程、苦労は付き物。
高く険しい登山、直線登山では、息切れ必定。
いろは坂登山になるかと思いますが、夢が大き過ぎ、理想が高過ぎ、いろは坂人生もやむなし。
考え方、目標さえしっかりしていれば、決して、到達不可能という事は、ありません。
平和な飽食時代、食うに事欠く話や街頭テレビの話など、時代錯誤もはなはだしい、と言われるかも知れませんが、たった50年前の話。
人は皆、懸命に仕事を覚え、結婚。子供が出来てからは、育児や教育問題等に追われ、
人生にターボが付いたのではないかと思われる加速。
これから社会人となる人達は、いま一度考えてみる必要があるのではないだろうか。
過疎の島から上京、二十歳で夢を語り貫き通した親友と二人。
青春時代の楽しい思い出を肴に飲み干す、夢涙汗の味わい酒。
一人でも多くの若者達が、夢を貫き、夢涙汗酒、飲み乾せん事を願っています。
アリ家族 明日を夢見て 蓄える!
カラスとて無い知恵絞り 生きて行く!
人の道 無駄にはすまい この知財!
人の道 無駄にはすまい この鼓動!
s1112 伝説
2百年前の伝説ですが、この島のある男が、くり舟で遭難し遥か南方の無人島へ漂着。
半年後、夢に出てきた神様のお告げを頼りに海へ出ると、黄色いサメが、又間へ入り込み、背ビレに捕まると、そのまま北上。
一昼夜かけ、元の島にたどりついた、という伝説があります。
法事も済ませた後での男の帰還に、島中大騒ぎで、話は広まり、男は琉球王朝へ呼び出され、詳細を報告。
多良間真牛(たらまもーしー)の伝説として、日本の伝説沖縄編に、しっかり位置づけされており、素晴らしい掛け軸と、当時の状況を克明に記述した古文書が今に残されています。
ジュゴンに助けられた伝説は、北欧諸島にあるとのことですが、サメに助けられた伝説は、どこにもないとのことで、国内外より、民話伝説等の研究者が、調査にくる貴重な物語です。
何を隠そう、この話は、わがひかる家に代々伝わる伝説で、掛け軸に使われた色や図柄などの調査結果から、描写の技法は、琉球王朝の絵に源流があり、色は当時の八重山地区では出せない、島では作れない、紛れもなく琉球王朝より、贈られた物だとの事。
琉球王朝の風は、南の島のひかる家にまでささやかに訪れ、わが家は、由緒ある家柄でした。
そしてひかるは、サメに助けられた伝説、五代目の子孫。
末代まで、サメを傷つけてはいけない!
食してはいけない!という家訓があり、サメを神様として崇め、供物を絶やしたことがありません。
なにげなく仲間と酒を酌み交わし、注ぎつ注がれ、フカのヒレ酒だと言われ、急いで戻しましたが、後の祭り。
翌日は、飲み過ぎたのか祟りなのか、1日中頭痛がしていました。
ご先祖様に陳謝! 陳謝!
(多良間真牛の伝説は、平成5年2月26日付け中日新聞、3月29日付け東京新聞に、日本版ロビンソン、クルーソー物語として、大きな紙面で、取り上げられました)
s1111 人生最後のゴール
三高流行の今時、しっかりした考え方に、感心させられました。
確かに三高に越した事はないはずですが、世の男性に求められているのは、外見や条件よりも、その人の持てる、内命的な考え方や個性、生き方ではないだろうか。
夢を語り、人生を語り、一緒になって、人生ドラマを築き上げて行こう、と真剣に取り組む姿に、本当の男らしい魅力が感じられるのです。
燃える男の情熱、希望に胸膨らませ、光り輝く瞳に、心惹かれる女性が現れるはずだ。
見果てぬ 夢がある限り!
たった一度の人生なら!
試してみよう この人生!
必ず 結果が出るはずだ!
何を言われようとも、たった一人の、自分だけの夢を持ち、未知なる道を求め、見た事のない、他人の真似事でない花、人生の一輪を咲かそう・・
そして人は、泣いても笑っても、黙っていても年を経りますが、この世に生まれた以上、幸せを求めない訳にはいきません。
生まれたい、と望んで生まれ出る人は、一人もいないはず。
もし、生まれ出たくて生まれ出た人なら、生まれ出ると同時に、演説を叩っています。
また、望まなくても死んで行くのが人間。
人生最後のゴールは、たった一人で切るしかありません。
誰も、道連れはしてくれません。
二度と戻らぬ人生、一睡もせず、刻一刻、止まる方向へ進む鼓動。
今一度、胸に手を当て、対話を試みてみましょう。
今まで、何んのために打って来たのか?
これから先、何んのために生きるのか?
真剣に考える時、生涯、休む事許されず、けなげに打ち続ける鼓動に負けない、強い精神が求められ、
いかに無駄な時を刻んではいけないのか過ぎ行く一日の大事さが分かるかと思います。
たとえ、喜怒哀楽の激しい、振幅の大きな人生だとしても、恐れる事はない!
むしろ、浮き沈みの大きな人生程、他人の気持ちを広く受けとめられ、苦境を苦とせず、信頼される人間になれるのだ!
s1110 夢こよみ
子供の頃、日めくり暦でしたがこの暦、不思議と夢が詰っていた事を思い出します。
誕生日や夏休み迄あと何枚かと、1枚1枚めくる楽しみ。
夏休みが日1日と過ぎ、宿題の重みがヒタヒタと乗しかかり焦る日々。
年末には、ほんのチョッピリと薄くなった暦をめくり、お年玉までもういくつ寝ると、とウキウキ。
そして一年間の反省。
元旦には、分厚く真新しいページをめくり、新学年や今年1年間の夢を見る。
昔の子供達は暦をめくり、知らず知らず日1日を重ねる意味。
夢が積み重ねられていたのです。
日めくり暦、今の若者達にもぜひ利用し、常に夢を膨らませ続けて欲しいものです。
そして、夢を追い求め、40年が過ぎた今、人間は、パンのみに生きるものではない事が、本心から理解できるようになりました。
貧しくても、夢のある人生、自分の考えた通りに生きられる人生が最高の人生で、夢のない、老いを待つばかりの人生は、最大の苦痛なのです。
夢を展開し、これが自分の歩んで来た道だ! ドラマだ! とはっきり言える生き方。
そして、老後の人生を楽しめる生き方こそが、大事ではないだろうか。
最近20代後半の独身女性と話す機会があり、数年間も交際続行中の恋人がいるにもかかわらず、どうしても結婚に踏み切れない、との事。
訳を聞くと、これと言った欠点もなく、嫌いと言う訳ではない。
しかし、夢が無い。
会う度に、仕事の不満や世の不平を聞かされ、この男の不平不満に、生涯付き合わされるのかと思うとうんざり。
どうしても付いて行く気分になれないとの事。
s1109 己の主役ドラマ
そして、少年の求めた魔法の箱は、当時の状況下、あまりにも大きな夢でした。
好奇心旺盛なひかる少年は、諦める事なく、心に秘めて上京するにも、三千円の家賃さえ遅れがち。
オーバーが買えない、初めての冬、「沖縄だってね〜、死んだ亭主のオーバーだから、着な、家賃は出世払いでいいよ!」と励まし、慰めてくれた大家のおばちゃん。
オーバーを着た時、湯気が出る程、ぽかぽか暖かかったのは、忘れられません。
トラックの助手時代、寮費は心配するな、と声をかけてくれた社長。
卒業時、「決して悪いようにはしない、我が社に留まれ!」、と言われましたが、どうしても、テレビの世界を求めたいと、丁重に断りました。
苦しい中で初めて鼓動に触れ、自分にとっては、夢を追い続けるしかない!
たとえ、苦しみが続こうとも、進むしかない、と言い聞かせ、自らの手で、全国へ映画を放送した時、思わず流れ出た、歓喜の涙は、生涯忘れられません。
そして、人は誰でも、夢を見ます。
夢があるから、喜びがあるんです。
初詣の人出に、大勢の人達が幸せを願い、夢を追い求めている姿が見られますが、神に祈るだけで、夢は実現しません。
幸せにも、なれません。
では、幸せとは、何んだろうか。
やはり40年を通した中から、夢を、己のドラマ、ロマンとして展開した人生を体験する事が、幸せの一番大事な要素ではないだろうか。
小さな夢でも、それを追い求め、努力するからこそ、汗や涙に価値があり、己のドラマとして、展開す事が、幸せの出発点で、体験をした結果として、幸せが感じられるのではないだろうか。
まぐれや奇跡を当てにしているような人生では、あまりにも心細い話でしょう。
s1108 蘇って来る
少年の目に映った魔法の箱、テレビは、東独はじめ東欧諸国の民主化にも大きな影響を与え、オリンピック中継等でもわかる通り、人々の目となっています。
情報の乏しい小島で育った、ひかる少年の目、子供らしい、素直な目、だったのではないだろうか。
今の子供達にもこのような目は、あるはずで、清らかな瞳を見る時、将来、どのような素晴らしい人生が約束されているのだろうか、と期待せざるを得ません。
また、親元を巣立つ時、県内にとどまるべきか、当時の、常識を越えた所へ飛ぶか、と真剣に悩んだ時期がありました。
しかし、親は既に50才を過ぎ、自分なりの人生を歩んで来た。
二十歳、30歳と歩む、己の今後の人生を考えると、ここで別れがあったとしても、生涯離れ離れになったとしても、自分の人生を優先すべきだ、という結論を得、行動に移したのです。
はたして、何が少年に、生涯を左右する、大きな決断をさせたのだろか。
おそらく、遊びや、悔しい思いの中から、沸々と湧き出た情熱でしょう。
あの甲子園で繰り広げられる高校野球、若者達が、たった一つの目標の為、最大限努力し、熱き鼓動、燃える鼓動をぶつけ合い、勝っても負けても、涙する、あの姿は、ブラウン管を通し、燃える情熱を感じさせ、感動させてくれます。
光輝く瞳から流れ出る、あの大粒の涙は、どんな味がするのだろうか。
辛苦の涙だろうか・・
歓喜の涙だろうか・・
満足の涙だろうか・・
忍耐の涙だろうか・・
他人には分からない、自分一人の味でしょう。
流した涙は、人生のアルバムとして脳裏に収められ、何万回でも蘇って来る事でしょう。